住吉神社に訪れた時に見ておきたいのが、住吉神社の社務所です。
小樽市指定歴史的建造物にも登録されており、荘厳かつ神聖な雰囲気がある建物です。
また御朱印をいただくこともできるので、住吉神社に訪れた時は是非立ち寄っていただきたい場所です。
住吉神社 社務所について
住吉神社の社務所は、住吉神社の入口から、社殿の途中にあります。
建物の正面には上記の案内板が設置されており下記のように書かれています。
- 建築年:昭和9年(1934年)
- 構造:木造1階建
住吉神社社務所は整った和風建築で、木造の社務所としては道内で最大の規模です。
平面は、中央に中庭を設ける「ロ」の字形で、本館、客殿、社務所の関係諸室からなっています。
中央車寄せと社務所車寄せは、唐破風の屋根をかけ、母屋の千鳥破風と対になっています。
設計は、旧小樽区公会堂の設計者としても知られる地元の加藤忠五郎で、大虎が施工しています。
昭和9年(1934年)なので、極端に古い建物ではありませんが、設計者は小樽ではかなり有名な方です。
1994年(平成6年)に小樽市の「歴史的建造物」に指定されました。
参考サイト:小樽市指定歴史的建造物 第61号 住吉神社社務所(小樽市)
住吉神社 社務所の外観の様子
住吉神社社務所を正面から見たのが上記写真です。秋に訪れると社務所前の銀杏の木が黄葉していてとても美しく社務所を演出しています。
中央車寄せには唐破風をかけていると説明板に書かれていますが、唐破風(からはふ)って何?という方の方が多いと思います。
唐破風は、上記写真の中央部分、玄関の上にかかっている部分です。
横から見るとより大きく唐破風が出ているのがわかります。
社務所の正面は閉じているので閉鎖されているように思われてしまうためか、説明板が置かれています。
この場所から左側に建物に沿っていくと社務所の入口があります。
横に回った時、横側の正面から撮影したのが上記の写真です。
こちらも唐破風の車寄せが大きく出ています。
奥にももう1つ建物があり社務所から続いています。
面白いのが社務所と繋がっている建物との間に袖壁があることです。
小樽の歴史的建造物ではよく見かけます。
これは火災の時に少しでも延焼を防ぐためにつけられているものです。
小樽は明治から何度も大火事があり、そのため袖壁を設置する建物が数多くありました。
受付と反対側も建物と繋がっていますが、ここにも袖壁があります。
和風の建物と石の組み合わせが見られる建物が小樽の古くからの建築物の特徴とも言えます。
正面からは見えない煙突ですが上部に装飾が見られます。
住吉神社 社務所の中の様子
それでは社務所の中へ
入口から中へ。基本的にはこれから先は立入禁止です。
この右側に社務所があり、御朱印が欲しい場合は神職の方がいるので声をかけて御朱印をいただきます。
お守りや御札も数多く販売されています。
いろいろなお守りや御札があるので購入されてみてはいかがでしょうか?
住吉神社にいって、社務所をよく見ないで帰るのは非常にもったいないので、是非社務所も外側だけでも見学してくださいね。
以上、住吉神社の社務所についてでした。
- 住所:〒047-0014 北海道小樽市住ノ江2丁目5
- TEL:0134-23-0785
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所受付時間:9:00~18:00(祭事時は変更する場合あり)
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