坂の街とも言われる小樽、市内にも小さな山があります。有名なのが手宮公園のある煤田山(ばいでんやま)、山頂近くには小樽稲荷神社があります。
何を思ったのか小樽稲荷神社まで電動アシストサイクルを借りて行ってきました。
これがまさに地獄の大変さでした。
小樽 励ましの坂
小樽稲荷神社(正式名は稲荷神社ですが、他の稲荷神社と区別するために小樽稲荷神社としています)は、小高い山の山頂近くにあります。
最寄りのバス停である手宮バス停からは約900メートルの距離ですが、標高差は80メートル以上もあります。
その坂の名前が「励ましの坂」
坂の勾配は最大24度(標識には22度と書かれていますが)と言われており、途中までは電動アシストサイクルでも行くことができるのですが、後半ともなると、電動アシストサイクルでも無理なほどの急な坂
途中で自転車に乗っているのを諦めて自転車を押しながら坂を登っていくと汗が滝のように溢れてきます。
普通に歩けば900メートルなんて15分もかからないのに、自転車を押すというハンデを背負いながらの上り坂、バス停から25分かかって、ようやく小樽稲荷神社に到着しました。
小樽稲荷神社に行くのなら、電動アシストサイクルはおすすめしません。
素直に車で行くかタクシーで行くことをおすすめします。
冬になれば当然雪も積もるので非常に危険です。
小樽稲荷神社に到着した後は、しばらく地面に崩れ落ちて歩くことができないほどでした。
最大勾配22~24度って、もう登山と変わりませんからね。
小樽稲荷神社の境内の様子
小樽稲荷神社の入口近くに自転車を停めて、参拝へ
鳥居の左右に社号標が2つありました。
右側(道路側)にあるのが合祀された金比羅神社の社号標。
神社名を間違えて覚えてしまいそうです。
左側の木々に隠れて小樽稲荷神社と刻まれた社号標がありました。
鳥居の社号額には「小樽稲荷神社」と描かれていました。
鳥居の手前に狛犬様が一組鎮座しています。
狛犬様、風化のため崩れかけてきていました。
鳥居の手前で一礼して鳥居をくぐると次は左右にお稲荷様が鎮座しています。
鳩胸のまだ新しいお稲荷様です。
お稲荷様の横には手水舎がありましたが、水は出ないようになっていました。
数段の階段を上り、社殿の前へ
まだ新しい立派な狛犬様が鎮座しています。
社殿は歴史を感じる建物で明治期に建てられたと言われています。
社号額は右から左への横書きで「小樽稲荷神社」と書かれています。
社殿の入口の左右には小さなお稲荷様が鎮座していました。
賽銭箱は外に出ておらず、小さな小窓を開けて、そこからお賽銭を入れるようになっていました。賽銭泥棒対策です。
中を覗くと祭事を行うために綺麗に椅子が並べられていました。
振り返ると通ってきた参道
小樽稲荷神社の荒魂社
社殿の右側に少し歩いていくと小さな鳥居と小さな祠がありました。おそらくですが、荒魂社だと思われます。
稲荷神社には荒魂社があるところが多いので。
風化が進んで原型をとどめていない狛犬様が置かれていました。
お稲荷様も
社殿のみの参拝ではなく、こちらも参拝されることをおすすめします。
更に先に進むと小樽稲荷神社のもう1つの入口となる裏参道の鳥居がありました。
小樽稲荷神社の社務所
参道を戻って、手水舎の反対側に細い道があるので、少し進むと社務所があります。
チャイムがあるので、鳴らすと女性の方の声で「はい」
「すいません、御朱印をいただきたいのですが・・・」
と告げるとお待ちください、ということで少し待っていると社務所の前にある自宅から女性の方が出てきて、社務所の鍵を開けて中に入っていきます。
社務所の中に入り御朱印をお願いすると今日は神職の方が不在なので、書置きタイプの御朱印になるということでした。
書置きタイプでも御朱印は御朱印、ありがたくいただくことにしました。
初穂料はお気持ちで、ということでしたので500円をお渡ししました。
小樽稲荷神社へは車で行こう!
今回は電動アシストサイクルで小樽稲荷神社へと向かいましたが、素直に車・タクシーで向かうことをおすすめします。
それほど小樽稲荷神社へ行く途中の「励ましの坂」は急勾配で大変な坂です。
歩いていくにしても健脚の方で無ければ翌日は筋肉痛になること間違いなし!
ただ駐車場は無いので、車で行く場合は手宮公園の駐車場に停めて3~5分歩くことになりますが、それでも自転車や徒歩でいくよりは楽です。
以上、電動アシストサイクルで小樽稲荷神社に行って、地獄を見たお話でした。
- 住所:〒047-0042 北海道小樽市末広町38−1
- TEL:0134-22-2591
- 御朱印:あり
- 参拝可能時間:24時間
- 社務所受付時間:概ね9:00~17:00
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