小樽の張碓にある三社神社へ、2019年10月の初旬に参拝に行ってきました。
ちょっと不思議な雰囲気のする神社ですが、境内からは海も見えて落ち着ける神社でした。
実際の様子を詳しく説明していきます。
三社神社の境内の様子
札幌から国道5号線で小樽市街地へ向かう途中にある小樽市張碓町
車が無いと不便なエリアですが、隠れ家的なカフェ・飲食店が点在しており、知る人ぞ知るお店があるエリアです。
三社神社は、そんな張碓エリアの中でも民家が集まるエリアに静かに鎮座していました。
市道から少し入ったところに三社神社の鳥居が見えます。
鳥居の前に立ったところ、奥にお社が見えました。
参道は意外と長く石畳となっていました。
秋でもこの辺りの紅葉は10月後半になるので、まだ木々はほとんど紅葉していません。
近づいていくとお社がいくつかあるのがわかります。
お社の前に手水舎があります。
手水鉢の中央に公園によくある水飲み場の水道がついていましたが水は出ないようになっていました。
石灯籠や狛犬様は設置されておらず複数あるお社の前にはいくつかの石碑が置かれていました。
一番目立つところにあった石碑には「戦勝征露紀念(記念?)」と明治38年の文字が刻まれています。
日露戦争当時に建てられたものだとわかります。
参道から歩いてきて正面にあるお社が三社神社の社殿です。
社号額ではありませんが木を加工して作った板にかすれて見難いですが八幡大菩薩・天照大神宮・春日大明神と書かれているようです。
社号額は更に奥にあり縦書きで「三社神社」と記されていました。「奉納 マルタケ新田」とも記されています。
賽銭箱や賽銭口が無いので、鈴を鳴らし二拝二拍手一拝をして参拝しました。
三社神社の社殿の右隣には「波切不動尊」のお社?があります。
不動尊なので正確にはお寺になるのかもしれませんが、神仏習合だったこともあり、神社でも不動尊が祀られていることはあります。
波切不動尊の右側にもう1つお社があります。社号額はありませんが、恐らく龍神を祀っているお社だと思われます。
波切不動尊を社号額の無いお社の間に剣が取り付けられている石碑がありました。
その手前には剣の形を記した石碑があります。恐らく不動尊に関連した石碑だと思われます。
三社神社の社殿の左横にはもう1つ建物があるのですが、こちらは恐らく神輿等を入れている倉庫的なものだと思います。
そしてこの建物の奥にもう1つお社があります。
比較的新しい建物だということがわかります。
社号額と言って良いのか悩みますが「南無娑迦羅龍王」と記されています。
南無は仏教語の南無だと思います。娑迦羅龍王は仏教の八大龍王の1神で龍宮の王となっています。
仏教なのでお寺と思うかもしれませんが八大龍王は神社でも祀っていることがあるため、必ずしもお寺とは限りません。
もちろん神仏習合があってのことですが。
そして、このお社の前から北東方向を見ると・・・
海が見えました!海まで直線距離で400メートルほどであり少し高い位置にあるので海が見渡せるようになっています。
三社神社へ行こう
平日の午前中だったこともあり、他に誰も参拝には訪れることなく、とても静かであり、でも神聖な雰囲気が漂う神社でした。
公共交通機関だとちょっと不便な場所にあり、車で来るのがおすすめですが、駐車場が無いのがネックです。
でも、落ち着ける静かな神社なので、是非参拝に訪れて欲しいところです。
以上、秋の小樽張碓の三社神社へ参拝に行ってきたという参拝レポートでした。
- 住所:〒047-0266 北海道小樽市張碓町156
- TEL:-
- 御朱印:なし
- 参拝可能時間:24時間(夜は危険)
- 社務所受付時間:閉鎖
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