小樽市指定歴史的建造物になっている「龍徳寺」から北海道指定有形文化財になっている「木造五百羅漢像」のある宗円寺に向かう途中にある豊受教豊受稲荷神社へ、2019年10月の中旬頃に参拝にいってきました。
豊受教豊受稲荷神社の様子
住宅街の細い坂道を歩いていると突然連なった朱塗りの鳥居が見えてきます。
ここが豊受教豊受稲荷神社です。
由緒書はなく詳しいことはわかりませんが、発行所 国書刊行会 小樽市史 第三巻 446ページには下記のように書かれています。
豊受教北高島文教会
- 大御中主神
- 天照皇大神
- 豊受姫大神
- 高皇彦霊神
- 伊邪那岐神
- 大国主命
- 神皇彦霊神
- 建速須佐男命
この後ろに豊受教高島支部、豊受教潮見台支部が名前を連ねており、同じ豊受教から同じ御祭神になると思われますが、この中で主祭神は会の名前にもなっている「豊受姫大神」であると推測出来ます。
豊受姫大神は、食物・穀物を司る女神であり、保食神や宇迦之御魂神と同一視されることもあり、ここから稲荷神社となったと推察出来ます。
同じく発行所 国書刊行会 小樽市史 第三巻 446ページには下記のように書かれています(抜粋・西暦は当サイトで記載)。
- 豊受教北高島文教会 昭和12年(1937年)届出
- 豊受教高島支教会 昭和12年(1937年)届出
- 豊受教潮見台支部 昭和16年(1941年)結成
豊受教がいつ結成・発足されたのかは不明ですが、潮見台支部が結成されたのは1941年であり、それくらいの時期に創建されたのではないかと思われます。
ただ社殿内にあるお賽銭箱に大正15年と書かれていることから創祀は大正15年という説も出ていますが詳細は不明です。
鳥居の手前右側に小さな小屋のような建物があります。
中にはいくつかの仏像が置かれていました。
2連の鳥居の奥に社殿があります。
大きくはありませんが、日々手入れされていることがわかる社殿です。
社殿の中へ入ると上には鈴があります。
下には賽銭箱が置かれ、中は簾で見えないようになっていました。
二拝二拍手一拝をして参拝です。
以前は御朱印があったそうなのですが、現在は書いていただけないそうで、実質現在は御朱印が無い状況となっています。
以上、秋の豊受教豊受稲荷神社へ参拝に行ってきたという参拝レポートでした。
- 住所:〒047-0002 北海道小樽市潮見台1丁目7-24
- TEL:0134-22-0125
- 御朱印:無い様子
- 参拝可能時間:参拝のみなら24時間
- 社務所受付時間:不明
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