小樽最古の建造物と言われる津古丹稲荷神社(つこたんいなりじんじゃ)に参拝にいってきました。
津古丹稲荷神社は、忍路神社の境内社として誰でも見ることができるのですが、実際に目にすると非常に艶やかな建物で是非見に行って、そして参拝して欲しい神社です。
津古丹稲荷神社の外観
津古丹稲荷神社は小樽最古の神社の1つである忍路神社の境内に移築され、境内社として今も自由に見ることができます。
でも本当に小樽最古の建造物なの?それならもっと宣伝されていてもいいんじゃない?と思うかもしれませんが、なぜかほとんど宣伝されてないんですよね。
証拠としては小樽市建設部新幹線・まちづくり推進室が発行している「歴史的建造物ガイドマップ」に掲載されていることです。
小樽市が発行しているガイドマップにしっかりと小樽最古の建造物と書かれています。
見た目から古い建物ということがわかりますが、創建は嘉永2年(1849年)とされており、小樽最古の建築物と言われています。
一旦解体されての移築ですが、170年以上経過している建物ということで歴史的な価値もかなりあるものと思われます。
元々は個人宅にあった神社だったそうです。
釘を一本も使わずに組み立てられたとされています。
社殿の前に鎮座しているお稲荷様もかなり古そうでした。
左側のお稲荷さんはかなり風化が進んでいます。
津古丹稲荷神社で見てほしいのが社殿に施された彫刻です。
元々は朱塗りの社殿だったようで、今でも赤いのですがかなり塗装が落ちてしまっていますが、当時はかなりカラフルなものだったことが想像出来ます。
龍の彫刻、龍が2つ刻まれています。
両脇の阿吽の獅子像もかなり迫力、こちらを見ている!という、まさに生きているかのようです。
大きなお社ではありませんが見応えは十分!
写真からは伝わらないかもしれませんが、その迫力に圧倒されました。
そもそも小樽観光に訪れた人で忍路エリアに行く人が少ないですが、忍路湾はとても美しい場所であり、訪れて欲しい観光スポットです。
合わせて、忍路神社・津古丹稲荷神社に参拝されてみてはいかがでしょうか?
ただ不思議なのがこれほどの建築物を文化財としていないことです。何かしらの理由があるのかもしれません。
ひょっとしたら維持管理出来る体制に無いのかもしれません。そう考えると20年30年後にはどうなっているかわからない建物です。
だからこそ、今のうちに見ておきたい建造物です。
以上、小樽最古の建造物である津古丹稲荷神社に参拝にいってきたというお話でした。
- 住所:〒048-2561 北海道小樽市忍路1丁目416
- TEL:0134-26-1025
- 御朱印:なし
- 参拝可能時間:24時間(夜は危険)
- 社務所受付時間:閉鎖
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